俳優、緒形拳さんが死去していたことがわかった7日、長男の幹太さんと次男の直人さんが東京都新宿区内で記者会見した。一問一答は次の通り。→rakuten ranking(2人は黒いスーツ姿で記者会見場にあらわれ、報道陣約50人を前に、立ったままで質疑応答に応じた。直人さんは表情を隠すようにサングラスをかけていた)
幹太さん「8年前から肝臓を患っていた。3月から倉本さんの『風のガーデン』のロケに入ってまして、9月にクランクアップし、10月4日に…」
(涙ぐんで、声がうわずる)
幹太さん「肝がんによる肝臓破裂の出血で、10月5日夜に亡くなった」
−−体調は悪かったのか
幹太さん「手術をすることはないが、体調が悪くなると病院に行って、点滴などを受けていた」
−−その時はどんな様子だったか
幹太さん「仕事に前向きで意欲的で。病気に打ち勝ちたいという強い気持ちがあったのですが。肝臓を患っていたことは『絶対に言うな』と。(病気は)家族だけしか知らなかった」
−−病気の発覚は
幹太さん「はっきりとは分からないが、肝炎が分かったのは、体調がすぐれなかったから」
直人さん「強い気持ちがあったので、おれは絶対、大丈夫だと(言っていた)。家に帰ってくると「疲れた」というが、とにかく仕事人間で。仕事をしているときはうれしそうな表情をしていました。4日の夕方、ちょっとおかしいと病院に行って…」
−−どのような治療を受けていたのか
幹太さん「ずっと仕事をしてきたので、入院するほどではなかった」
(2人でお互いに顔を見合わせる)
幹太さん「治療というのは分からないね。検査はしていたが、治療をしなくても直るんだと。懸命に闘っていた」
−−やせてきていましたよね
直人さん「気が気じゃなかった。素晴らしい仕事をしていたので、急死ということでいろんな方に迷惑をかけ、おわびしたいが、僕らも急で…。ファンの皆さんにこんな報告をしなくてはならなくて…。俳優仲間の皆さまは突然のことだったのでびっくりしたと思うが、本人の希望で家族で密葬をすませた。後日、忍ぶ会をやる予定です」
−−最近はどんな会話をしたか
直人さん「お互い絵が好きで。一緒に美術館に行こう、そんな話をした」
−−いつごろの話か
直人さん「9月に入ってからですね。30日の会見(『風のガーデン』の合同記者会見のこと)は気合を入れなければいけないと、終わってからゆっくり行こうと(話していた)」
−−どんな存在だったか
直人さん「あまりにもでかい存在」
幹太さん「一家の大黒柱でした。外にいれば俳優、家にいれば家族を大切にしていた」
直人さん「どちらも(俳優としても父としても)、尊敬しています」
(関係者が「このへんで」と会見を打ち切る。2人は足早に会場を去った)
(以上「産経新聞」10/7 より引用)
緒形拳さんは4日夜に埼玉県越谷市の獨協医大に入院し、5日朝に手術。術後の経過は良かったそうですが、午後になって容体が急変し、10月5日23時53分にお亡くなりになりました。
緒形拳さんは、最期まで演技への執念を燃やし続け、9日からフジテレビ系で放送される連続ドラマ『風のガーデン』では、終末医療に取り組む老医師を演じました。
この作品が遺作となった緒形拳さん。
あまりに早すぎる死に、驚いた方は多かったと思います。
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。




